千葉県ペストコントロール協会が新型コロナウイルス消毒作業を「勝浦ホテル三日月」で実施しました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国・武漢から政府チャーター機で帰国した日本人が一時滞在した千葉県勝浦市の「勝浦ホテル三日月」におけるウイルス消毒作業を、千葉県ペストコントロール協会の感染症予防衛生隊が行いました。
177の客室、大浴場や宴会場など、全館を対象として大規模な消毒を行いました。
1週間に及ぶ作業は無事に終了し、消毒作業による新規感染者は0人。培った技術による迅速かつ安全な作業で、人と社会をウイルスから守ります。

陽性反応が出た3名が滞在した部屋を汚染区域と認定し、重点的な消毒を行いました。
防護服を着用し、菌を散らさないように布での拭き取り消毒を行いました。
畳みやカーテン、ソファなども再利用はせず、廃棄しました。

陰性の滞在者がいた部屋を準汚染区域と認定し、アルコールによる消毒を行いました。
手袋とマスクを着用した作業員が、ドアやトイレ、布団を丁寧に消毒しました。
帰国者が利用した浴衣やタオルは再利用せずにすべて廃棄しました。

作業員の安全確保、新規感染者発生防止のためのミーティングも徹底しました。
菌を散らさない工夫や、過酷な作業環境の中での安全確保に努め、新規感染者を発生させることなく作業を終えることができました。

防護服の着脱の際はリスクが高まりますので徹底して手順を遵守します。防護服の中はサウナのような暑さですので長時間の作業を続けて行うことはできません。無理なく丁寧に確実に作業を行いました。

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